Visual Studio CodeでサーバーへのSSH接続ができなくなる
昨日までVS codeを使って問題なくSSH接続をしてサーバーを利用していたが、今日これまでと同様の方法で利用しようとしたときに接続できなくなっていることに気がついた。以下のようなメッセージが表示された。
# The remote host may not meet VS Code Server's prerequisites for glibc ...
検索してみると、VSCodeでSSH接続できない原因は様々あるようだったが、上記のようなメッセージから、ホスト側サーバーのライブラリに原因があるようだった。VSCodeを起動させたときに、アップデートのREADMEが表示されたことから、おそらく前日に使用していた時からのアップデートによって、問題が生じたのではないかと考えられた。メニューのabout
で表示してみると、最新バージョンにアップデートされていて、Version
1.86だった。その前のversionは、November 2023の1.85.2であるよう。
VSCodeを前のバージョンにロールバック
サーバー側の対応ではなく、VSCのロールバックによりとりあえず環境を回復することにした。上記のリンクから1.85のインストーラーをダウンロードして起動、指示にしたがってインストールを進めた。途中に出てくるデスクトップアイコンの作成や、パスの追加等は選択しなかった。ウィザードが完了した時点で、元からあったアイコンからVSCを起動すると、無事にバージョンがロールバックされていることが確認できた。また、extensionや設定等は元の状態のままであることも確認できた。SSH接続を再度試行すると、今度は問題なく接続できることがわかった。
自動アップデートの設定を変更
接続の問題は解決したが、VSCodeが再度自動でアップデートされないように、Settings からupdateの設定をNoneに変更することにした。以下の画像中の黄色い矢印で示した通りに、settingsからupdateを検索し、auto updateの設定をnoneに切り替えた。
プラットフォームになっているもののversion updateに注意する
比較的簡単に以前の状態に復旧できたが、時間がないときに通常状態の環境が使用できなくなることは痛手になりうる。condaの時にも感じたことであるが、様々なことのプラットフォームになっているアプリケーションやOS等は、周りの互換性も問題になるので、なるべく管理され計画された形でUpdateをかけた方が良いことを再認識した。ルーティーンの中にそういったupdateを計画、実施する時間も組み込んでいることが望ましいのだろう。