本体はこんな感じの箱に入ってきた。なんだかスマホとか、ちょっと高めのIT機器みたいな感じだ。本体が収められているだけで、この箱自体はとても小さい。
中を開けると、金属製の本体が入っていた。なんだろう、本当に外付けディスクか何かのようだ。
取り出してみたところ。本体の下にはUSBケーブルが入っていた。データの転送スピードが違うのだろうか、コネクタの部分の色が金色だ。
機能的に重要なのは、この本体というよりは、そこにセットするフローセルのようだ。フローセルは個別包装で、4℃保存だった。最初は、ゲノムシークエンス用のキットがちょっと多めに購入された。下は、フローセルの袋の写真だ。
これから使い方を習得しないといけないが、本体やキットには説明書らしいものは一切添付されていない。詳細情報はWebページを通して、ということらしい。また、初回のキットの購入で、チュートリアルコースの受講ができるそうだが、東京(?)まで出席しないといけないそうで、人を出すのかどうかはまだ決まっていない。
どんな使い方ができるのか、これまでの実績やラボでのニーズをよく考えてみる必要があると思う。数年前の論文の段階で、エボラ熱の監視にポータブルシークエンサーを使う、というnatureの記事があったが、サイトでの利用例も出てきていて、本当にすごい時代になったなと思う。自分が大学院生の頃、学科のABi3700系のキャピラリシーケンサーを運用していたが、データ量、シークエンサーの可搬性など、この10数年で本当に想像できないくらいの進展だと思う。